女優桜井日奈子(21)が28日、都内で、吉沢亮(24)とダブル主演を務める公開中の映画「ママレード・ボーイ」(広木隆一監督)の舞台あいさつを行い、母からのサプライズの手紙に感激の涙を流した。

 映画初主演の桜井に母から「監督をはじめ作品に携わる皆さまとの良い出会いに恵まれたことをとてもうれしく思っています」。さらに「人生は甘くありません。この先迷ったり、遠回りすることもあるでしょうが、経験すべてが財産だと思って、あなたが主役の人生を精いっぱい輝いて歩んでください」とのメッセージが届けられた。

 桜井は「ああ、泣いてしまった」と語ると、「テレビで舞台あいさつの際、泣いている人を見ますけど、私なら絶対に泣かないと思っていたのに泣いちゃいました。ずるいです」。また「私は、自分がこうして仕事をしていることが信じられないくらい、いろんな奇跡がつながって、ここに立っていると思います。応援してくれる皆さまに恩返しができるように精進していきたい」と涙を流した。さらに「コンタクトをしているから涙は流れないと思ってました。全部レンズが吸っちゃうかと思って」と会場を笑いに包んだ。吉沢からハンカチを手渡されると「洗って返します」と、再び笑いを誘っていた。

 物語は、親の再婚で突然同居することになった高校生の男女の恋を描く胸キュン作品。吉沢が「キュンを超えてギュンです。初ギュンです」と語ると、桜井は「試写を見てギョンギョンしました。ギュンの上です」。また「たくさんの人の愛が詰まっている作品です」とPRした。

 他に共演の中山美穂、谷原章介、筒井道隆、佐藤大樹、優希美青、広木隆一監督も登壇した。