長澤まさみ(30)主演のフジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)第5話が7日、放送され、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」などのパロディーが相次いで登場し、インターネット上で話題を呼んでいる。

 第5話は、長澤演じるダー子、東出昌大(30)演じるボクちゃん、小日向文世(64)演じるリチャードのコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人が、無能な医者の息子を偽りのスーパードクターに仕立て上げて病院を繁盛させる拝金主義の女理事長・野々宮ナンシー(かたせ梨乃)を、金を巻き上げるターゲットに定めた。

 そのナンシーがテレビで行った病院紹介の番組のタイトルは、同局の「ザ・ノンフィクション」とNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を合わせたとみられる「ザ・ノンフィクショナル 仕事の行儀」だった。

 またダー子はサギの作戦を練る中で、漫画家・手塚治虫氏の名作「ブラックジャック」を読みふけり、女医ナオミに扮(ふん)した。そのナオミが、病院内を闊歩(かっぽ)する姿は「ドクターX」で米倉涼子が演じた大門未知子に酷似していた上、「ドクターX」のテーマ曲までバックに流した。

 さらに物語の最後で、山田孝之が米ハリウッドでならした天才特殊造形師ジョージ松原役を演じた。山田といえば缶コーヒーシリーズ「ジョージア」のCMでおなじみだけに、役名はそのパロディーとみられる。CMのコピー「世界は誰かの仕事でできている」をもじったとみられる「仕事を選ばない主義だから」というセリフまで飛び出した。

 ツイッター上では「ドクターXのテーマ曲まで使うなんてすごい」、「山田孝之が最後にだけ出てくるのは豪華」、「どこまでパロディーで突き抜けるんだ」など、驚きと面白いと歓喜するツイートが相次ぎ「コンフィデンスマンJP」に加え「山田孝之」もツイッターのトレンドワードに入った。