杉咲花(20)主演のTBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(火曜午後10時)の第4回が8日に放送され、平均視聴率が9・0%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は7・4%、第2回は7・9%、第3回は9・6%だった。

 全校生徒に「隠れ庶民」と知られてしまった音(杉咲花)だが、晴(平野紫耀)と、ひょんなことからアルバイト先の先輩、紺野(木南晴夏)とその彼氏のミータン(浜野謙太)とダブルデートをすることになった。2人は次第に打ち解け、距離を縮めるが、突然、C5のメンバー、愛莉(今田美桜)が現れる。愛梨は、音を英徳学園から追い出そうとしたことを謝り、音に「友達になって欲しい」といきなり切り出す。音は、愛莉が幼い頃から晴を思い続けていることを知り、次第に心を許していく。ところが、音がレストランの冷蔵室に閉じ込められてしまうという事件が発生。そこにはなぜか、婚約者の天馬(中川大志)がいたという展開だった。

 今回の放送で、同局の古谷有美アナウンサーがイラストを描いた絵本が登場した。音と天馬が小さい頃に一緒に読んだ絵本「むらさきの花のひめ」で、夜になると美しい花に変身し、その香りで人をひきつけるお姫さまの物話。ドラマの原作漫画にも絵本のエピソードは登場するが、絵本の内容の全ては描かれていない。同アナは、スタッフと話し合いながら、約30枚のイラストを描き、約2カ月をかけて完成させた。

 自分で描いたイラストをインスタグラムに掲載するほど絵が好きで、これがきっかけとなって依頼された。同アナは「趣味の延長ですけど一生懸命やっていたことが、こういう形でつながってうれしい。実は絵本を出すのが夢で、実際に絵本になったのを見た時には感動しました。ちょっと手が震えました」と話していた。