長沢まさみ(30)主演のフジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(月曜午後9時)第6話が14日、放送された。

 「コンフィデンスマンJP」は、長沢演じるダー子、東出昌大(30)演じるボクちゃん、小日向文世(64)演じるリチャードのコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人が、壮大で奇想天外な計画で欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる物語だ。ただ第6話は、サギの物語ながらいい話で終わり、物語の幅の広さを評価する声がインターネット上で高まっている。

 6話では内村光良(53)演じる悪徳コンサルタント・斑井満が、山間にある十色村に特産品などを販売する「ふるさとふれあいモール」を作るとしながら実際は産業廃棄物処理場建設計画に変えてしまい、知り合いの十色村のラーメン屋を守るためにボクちゃんが工事の阻止に動く。斑井は最終的に工事に踏み切るが、アマチュア考古学研究者だった父万吉が考古学にはまったのは幸せな生き方を追及するためだったとダー子に教えられ、1億円で買った山を3億円で買い取り、遺跡発掘に励む。

 一方、産廃処理場が出来たことで、ボクちゃんの知り合いの十色村のラーメン屋にも処理場の職員が集まり、大繁盛して第6話は終わった。ツイッター上には「普通にいい話だった」、「丸く収まって良かった」、「いつもとトーンは違うが1番いい話」などの反響が寄せられた。

 その物語作りについて、脚本の古沢良太氏が、ドラマ放送中の副音声企画「五十嵐のスウィートルーム」に出演し、真意を語ったことも話題となっている。古沢氏は、物語の中で産廃処理場を扱ったことについて「産廃処理場っていって、悪になるのは嫌なのでこうした」と説明した。一方、副音声企画の中で、劇中で謎の男・五十嵐を演じるMCの小手伸也と東出が視聴率の話ばかりするのに対し「視聴率の話、しすぎだと思いましたよ。イラッとしました」と突っ込んだ一幕も。そのことについても「聞いていて、笑った」などの反響があった。