英ヘンリー王子(33)と米女優メーガン・マークルさん(36)の挙式を目前に控え、英国の納税者たちは挙式費用の総額8300万ドル(約92億円)の半分を支払うことになると米CNBCニュースが報じている。

 同報道によると、ドローン対策なども含む警備費用は3200万ドル(約35億円)から4000万ドル(約44億円)の間で、英国民の負担となる計算という。

 また、英インディペンデント紙の報道によると、テロ対策強化のため、警備費用は2011年のウィリアム王子の挙式よりも2700万ドル(約30億円)近く増加したという。

 警備関係者の話によると、挙式が行われるウィンザー城のある小さな町にはおよそ10万人以上の人々が祝福に集まる予定だが、通り道が狭いため、警備は困難を極めるという。

 残りの挙式費用として見込まれる4300万ドル(約47億円)以上を英国王室が負担することになるが、納税者が王室の挙式費用を負担することには批判の声も上がっている。

 反対運動で3万人を超える署名を得たというある団体の代表は米NBCニュースに、「王室の挙式は、国の行事に見せかけたプライベートなイベント。誰が結婚しようと、納税者が負担すべきではない」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)