未成年女性との飲酒が一部週刊誌で報じられジャニーズ事務所から厳重注意と書面による反省を促された加藤シゲアキ(30)が処分から一夜明けた8日、コメンテーターを務めるTBS系情報番組「ビビット」に出演し経緯を説明、謝罪した。

 加藤と小山慶一郎(34)は、7日発売の週刊文春と女性セブンで未成年の女性と飲酒している様子が掲載され、同日、ジャニーズ事務所から処分されている。

 番組で問題を報じた後、黒のスーツに黒のネクタイ姿で硬い表情で登場した加藤は、「私事で申し訳ございません、このたび、私が訪れた飲食の場で、同席していた20歳とお聞きしていた女性が当時、19歳と言うことが分かりました」と説明。「飲み物をあおるようなことを止められなかったことを深く反省しております。このビビットでさまざまな物事に関してコメントしてきたと思うと情けない気持ちでいっぱいです。情報番組に関わるものとして自覚が足りなかったと思います。本当に申し訳ございませんでした」と話し、深々と頭を下げた。

 その後、国分から質問を受ける形で、19歳と知らなかったことについて「その方が、19歳ということはネットで知りました。会話の中で、その方が20歳ということは聞きました」。また発覚後、小山とどんな話しをしたのかという問いには「お互いこれは猛省しないといけないと話しをしました」。なぜ、小山のあおる行為を止めなかったのかという問いに対しては「その場の空気を悪くすることできなかった。だから強く言えなかった。今思えば。必死で止めるべきだと反省しています」と説明した。

 加藤の説明を聞いた国分は「今回のことで思ったことは、NEWSがデビューした当時は9人で出発してました。今、現在、NEWSは4人で活動しています。応援してくれているファンの皆様は不安や悲しみなどたくさんの感情を持ったと思います。そして、今回もこの報道でファンの皆様を悲しませてもらったのかなと。今、自分が言える立場にないですけど、信頼回復に近道はないと思います、今は自分と向き合って、自分を見つめ直してほしい」とコメント。それを受け、加藤は「自分に失望しています。太一君が言ったように、2度このようなことを起こさないと誓い、自覚をもって生きていきたいと思います」と述べた。

 加藤と小山慶一郎(34)は、7日発売の週刊文春と女性セブンで未成年の女性と飲酒している様子が掲載された。2誌によると、問題となった酒宴は昨年末に東京・六本木の飲食店で行われた。10人前後の男女が参加してカラオケで歌っている際、小山と思われる男性が「飲み干せ!」などと一気飲みを勧めた。名指しされた女性は当時19歳だった。また、5月にはその音声データがネット上にアップされ、一部で話題になっていた。

 ジャニーズ事務所は、7日、マスコミ各社にファクス送信。所属事務所タレントを含む複数に聞き取り調査を行ったところ、小山と加藤が同席した酒宴に19歳の女性がいたことを認めた。当該の女性は「20歳」と告げていたが、ジャニーズ事務所は小山が報道番組に出演している点を重くみて、一定期間の活動自粛を決めた。小山に呼ばれて同席した加藤は飲み物を飲むよう促す行為を制止しなかったことなどから、厳重注意処分とした。この発表を受け、小山は7日放送の日本テレビ系「news every.」に生出演し謝罪、当面出演を見合わせることを発表している。