俳優小出恵介(34)の個人事務所「夕顔」が、今月1日に東京地裁から特別清算の協定案認可を受けたことが12日、分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は5億3305万円で、債権者は小出の前所属事務所アミューズ1社。協定案はアミューズの債権額5億3305万円に対し、アミューズの「夕顔」への未払報酬債権1619万円を相殺。協定案認可後に、「夕顔」がアミューズに1000万円を支払うと同時に、残債権が免除される内容になっている。アミューズは5億円以上も回収不能になるが、18年3月期に引当金として全額計上している。

 小出は昨年5月、大阪市内で少女と飲酒し不適切な関係を持ったとして、無期限活動停止となった。NHKの主演ドラマが放送中止になるなど、複数の賠償問題が発生。各所との補償問題協議はアミューズが対応したことから、「夕顔」の負債の大半が、アミューズが肩代わりした賠償金とみられる。

 小出とアミューズの専属契約は今月4日付で終了した。双方とも協定案について「内容はお答えできません」としている。