演歌歌手細川たかし(68)が、15日に千葉・鴨川市で、新曲「輪!諸居(ワッショイ)にっぽん」の発売記念イベントを行いました。

 取材陣の前で新曲を歌唱したのですが、いつも通りといいますか、“お約束”といいますか…。歌詞を間違えました。

 1度目の歌唱直後には、「近年に珍しく、カンペを見ずに歌えた」と自画自賛をしながらニンマリ。ところが、手違いからテレビの音声が一部録音できていなかったことが判明し、歌い直すことになったのです。

 「えーっ、何だよ~」と残念がりましたが仕方がありません。この2度目の歌唱時に、歌詞を忘れてしまったのです。苦笑いを浮かべながら「ワッショイ、ワッショイ」の歌詞でごまかしました。

 悔しそうに「何だよ~」と何度も嘆きながらも、最後には「いいんだ、いいんだ。大ヒットでワッショイだ」。新曲のタイトルとかけて、豪快に笑い飛ばしていたのは細川らしいところです。

 振り返れば、39回も出場をしたNHK紅白歌合戦で、番組史上、初めて歌詞を間違えるハプニングを世間に知られたのも細川だとされています。80年代から歌詞テロップが画面に出るようになり、84年に「浪花節だよ人生は」を歌唱した際に、歌っている途中で間違いに気付いて「すいません、間違えました」。ごまかして最後まで歌い通せば分からなかったか、ばれても傷は浅かったのですが…。いかにも正直な、かつ分かりやすい細川らしいエピソードです。