実際に起きた女子中学生の誘拐事件をモデルにしているなどとネット上で批判があり、テレビ朝日が7月からの放送を取りやめた連続ドラマ「幸色のワンルーム」について、制作した朝日放送(大阪市)は19日、予定通り7月8日から放送すると明らかにした。

 ドラマの原作は「はくり」さんによる同名漫画で、朝日放送は「原作の出版元からオリジナルのフィクション作品だと聞いている。テレビドラマならではの幅広い表現力で、人と人のつながりの大切さを描きたい」と説明している。

 「幸色の-」を巡っては、事件を肯定的に描いているなどと指摘もあった。テレビ朝日は「総合的判断」を理由に放送中止を決めた。