女性3人組演歌グループ「水雲(みずも)」が、活躍の場を広げている。6月13日にセカンドシングル「みれん節」を発表。発売日当日に、大阪市内で開催したインストアライブでは約400人の観客を動員した。ラジオ大阪「イマうた 水曜 水雲です」(水曜午後5時15分)に出演中でもあり、関西地区でのファンも増加中だ。

 新曲「みれん節」では、音大出身で高音パート担当のNAOがコーラスアレンジを担当。「師匠(作曲家・水森英夫氏)の作品に手を加えるのは、うれしくもあり、プレッシャーもあって葛藤があった」と振り返るが、パワフルさとかわいさを兼ね備えた出来上がりにメンバーも大満足だという。

 米国出身で低音パート担当のNEKOは「自分で何度聞いても、心にしみるというか素晴らしいなと感じるので、たくさんの方々に聴いていただきたいし、海外にも持っていきたい」と自信を見せる。

 主旋律を担当するAKANEは「懐かしさとともに、サビに向かうところの勢いや『なんで なんで なんで』(という歌詞に)インパクトがあって、水雲にぴったりだなと」。個性豊かなメンバーの持ち味が生きる楽曲になっている。

 今後の活動に夢は広がる。NEKOは「日本語を勉強中なのですが、特に好きな言葉が『一期一会』なんです。ステージに立たせていただけている事が幸せです。これからまた3人力合わせてがんばります」と決意を新たにした。

 NHKのど自慢優勝など実力者のAKANEは「小さい頃から演歌歌手を目指していたので、デビューできてうれしい。私たちの歌声で、元気や夢を届けられるよう歌っていきたいです」。リーダーも務めるNAOは「この曲をきっかけに、3人でコーラスで歌ってること、新しい衣装を着ていること、振り付けをしてることなどを入り口に、いろんな世代の方に聴いてもらえる楽曲になっていったら」と新たなファン獲得に意欲的だった。

 7月23日には、出演中のレギュラーラジオ番組「イマうた 水曜 水雲です」の公開録音を行う。観覧希望者は水雲の公式サイトまで。