女優夏樹陽子(65)のジュエリー展が23日、東京・銀座のギャルリ・サロン・ド・エスで開幕した。

 自らのジュエリーブランド「ルシオラ」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍する夏樹が今回、選んだテーマは「お父さん、どうして蝶々だったの?」。今年13回忌を迎える夏樹の亡き父、正寅(まさとら)さん(享年78)は、普通のサラリーマンだったが趣味で切り絵を始めて大小さまさざな60匹の蝶々の切り絵を残していた。その父親の形見と、夏樹がデザインしたジュエリーの父娘コラボ展だ。

 夏樹は「子供の頃、私はよく父に連れられて写生に行きました。今の、私の宝石デザイナーとしての資質は、父から受け継いだものだと思います。その父の残した蝶々たちを、飛ばしてやりたくなりました。どこへ飛んで行くのでしょうかね」と話した。

 作品展29日まで。期間中はトークショーやミニライブも開催予定だ。