アイドル対抗フットサル「バロンiドール杯」のシーズンファイナルイベントが24日、埼玉県内で行われ、妄想キャリブレーション(以下、妄キャリ)が年間最終順位決定トーナメントを制し、2連覇を達成した。

 2シーズン目を迎えた同大会は17年11月に開幕。妄キャリ、ベボガ!、愛乙女☆DOLL(らぶどる)など計8チームが毎月、フットサルとeスポーツの2部門で順位を競っていた。妄キャリは両部門で1位となり、フットサルでは今シーズン公式戦通算20戦12勝8分の無敗で他チームを圧倒した。

 妄キャリの胡桃沢まひるは「他のアイドルさんと真剣勝負ができて楽しかった」と流れる汗も気にせず笑顔を見せた。“守備の専門家”だったフィクソの桜野羽咲は、シーズン途中からパサーとしての能力が開花。この日も積極的な攻撃参加を見せるなど成長を見せ、駆けつけた大勢のファンから歓声を浴びた。「自分があがったら(胡桃沢)まひるが下がる。何もいわないあうんの呼吸ができるようになりました」と優勝の原動力となったコンビプレーを誇った。ゴレイロのGK星野にぁは「昨年はシュートが怖い気持ちもあったけど、今季は自然と体が動いて足でシュートを止めたりできるようになった」と自らの成長を実感していた。

 妄キャリの今シーズンの失点はわずか2だった。この日行われた「リーグ選抜」との特別試合でも0-0で互角の戦いを見せた。圧倒的な強さに、年間最終順位2位に終わったベボガ!の水沢心愛も「妄キャリ半端ない!」と舌を巻いていた。