サッカー好きで知られる俳優の石田純一(64)がサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝について、フランスが2-1でクロアチアに勝つと予想した。

 女子ゴルフのサマンサタバサ・レディースのプロアマ戦に出場した際に披露したもの。

 根拠の1つとして「全体的にフランスの方がタレントがそろっているし、攻撃のパターンがいろいろある。エムバペ、ポグバ、グリーズマンとね」と選手層の厚さを挙げた。

 フランスの攻撃は速攻、サイド攻撃、セットプレーとパターンは多彩。準決勝までの6試合のうち4試合で完封と守りも安定しており「戦い方も波が少なく、攻め勝つこともできるし、ベルギー戦のように守り勝つことも出来て、穴も少ない」と分析した。

 そして指揮官の存在の大きさを指摘した。「大会前にはデシャンの采配に難があるとか言われていたけど、98年のフランス大会で主将として優勝したように、運もあるし(優勝する)定めを持っているのかなと思う」。フランスは自国開催の16年欧州選手権の決勝でポルトガルに0-1で敗れたが「今回はその二の舞いにはならないと思う」と言い切った。

 開幕前からフランスをブラジルと並ぶ巨大戦力と見ていた石田は、クロアチアについては「MFだけピカイチで、まさか決勝までくるとは思わなかった。イングランドの方がいいと思っていた」。

 ただ、旧ユーゴスラビアからの独立から四半世紀あまり、紛争とは切り離せないバックボーンを抱えるクロアチアの決勝進出には特別な思いもあるようだ。「クロアチアはユーゴの内戦で家をなくして漂流し、難民になった選手たちもいる。

 内戦が本格化する直前の状態で(ユーゴスラビア代表として)出場した90年イタリア大会で成し遂げられなかった優勝を目指して、難民になった人々が戻ってきたと考えると、因縁を感じる。イングランドに勝っただけですごいこと」。

 そして決勝については「エムバペには激しいプレッシャーをかけられて前にスペースがない状態になるだろうけど、戦力的にはフランスに余裕を感じる。優勝予想はフランスの2-1」とスコアを予想した。試合は現地のモスクワ・ルジニキ競技場で観戦するという。