山田孝之(34)と菅田将暉(25)が21日、ダブル主演するテレビ朝日系ドラマ「dele(ディーリー)」(27日スタート、金曜午後11時15分)の完成披露舞台あいさつを都内で行った。

 「自分が突然死んでしまったとき、誰にも見られたくないデータはどう処理したらいいのか?」-デジタル化が進んだ現代社会がはらむ問題、パソコンやスマホに残された“デジタル遺品”に焦点を当てた作品。山田演じる坂上と菅田演じる真柴は、依頼人の死後に不都合なデジタル記録を内密に抹消する仕事を生業としている。2人は任務を遂行しようとするごとに、さまざまな問題に巻き込まれていく。

 ストーリーにちなんで、死後に消したいものを聞かれると、アーティストとしても活躍する菅田は「歌詞を書くけど、曲になる前のものはポエムなので、それは是非」。山田は「私、消したいもの、ございません! 無責任なので死んだ後は知らん! 30個くらい秘密はあるんですけど、死んでるので知りませんよ」と含みを持たせて笑いを誘った。

 ドラマの放送は毎週金曜11時15分からだが、菅田は「山田さんが24時より前のドラマに出るの、何年ぶりですか?」と、くせの強い作品が集まる深夜帯のドラマに多数出演している山田を見てニヤリ。山田は「俺も見てる人も(ゴールデン帯のドラマには)耐えられないからね」と笑っていた。