「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(西浦正記監督)が27日、公開初日を迎え、山下智久(33)新垣結衣(30)らキャストが都内で舞台あいさつを行った。

 テレビドラマシリーズ放送開始から10周年を迎え、キャストは互いへの感謝を語り合った。

 新垣は、シリーズ全作品でメガホンをとっている西浦監督について、「(10年前)当時は20歳になりたてで、初社会人(役)だしお医者さんだし、頭が真っ白になったりもしたけれど、私以上に私のお芝居を信じてくれていました」と、若手の頃から指導してくれたことへの感謝を述べた。

 シリーズ当初からの主要キャストである山下、戸田恵梨香(29)、比嘉愛未(32)、浅利陽介(30)とも10年の仲になるが、「この5人の中に私がいるのが不思議な瞬間がいまだにあります。ちょっと俯瞰(ふかん)で見ちゃうときがある」と本音を明かした。また「インタビューなどでみんなが思いを話すと、お互いがお互いを仲間として見ているんだなと思って、単純にすごくうれしいです。ずっと続けばいいなと思います」と、苦楽を共にした仲間への思いを新垣にしては珍しく熱弁した。

 主演の山下は「これからもずっと一緒に、人生の節目節目で関わっていく人たちだと思っています。一応今日で一段落だけど、僕らの関係はまだまだ続いていくと思っている」と、仕事の関係を超えた絆で結ばれた4人への思いを語った。

 舞台あいさつには有岡大貴(27)成田凌(24)新木優子(24)馬場ふみか(23)安藤政信(43)も登壇した。配給の東宝によると、作品は公開初日から好スタートを切ったといい、邦画実写としては15年ぶりとなる興行収入100億円越えが期待できそうだという。