今年5月に英国のヘンリー王子と結婚したメーガン妃(36)の実父トーマス・マークル氏のマスコミ対応を巡って、王室がトップレベルの緊急会議を少なくとも3度開いたと英ミラー紙が報じた。

 挙式直前にパパラッチと共謀して写真を捏造(ねつぞう)したマークル氏は、その後も度々マスコミに登場してメーガン妃について語り、王室批判を繰り返している。つい先日も、娘と完全に連絡が取れなくなったと不満をぶちまけ、「子供が生まれても孫に会うこともできない。自分がいなければ娘は何者でもない。感謝もないのか」などと英紙のインタビューで語り、物議を醸していた。

 メーガン妃自身も父親の言動にストレスを感じているが、王室入りした今はメディアやSNSなどを通じて自らの意見を述べることは許されず、傷ついているメーガン妃の幸せを最優先させるべく王室が対策に乗り出したようだ。

 関係者によると会議では、「これ以上傷つけることを辞めるよう直接お願いする」「仲介人を通じて連絡を取る」「完全に関係を断つ」の3つの選択肢が話し合われたが、メーガン妃は自ら父親との関係を断つことを決断したと伝えている。今後も沈黙を守ることを決めたメーガン妃だが、マークル氏がいつマスコミに話すのを辞めるか予測できず、危機的状態であることに変わりはないと関係者は語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)