カンテレの開局60周年を記念した同局の人気マスコットキャラクター「ハチエモン」のプロジェクト「AIハチエモン大作戦」の詳細が明らかになった。同局が7日、吉本新喜劇座長の酒井藍(31)にそっくりな「AIハチエモン」が誕生したことを発表した。

 開局60周年のキャッチコピーは「8ppy(ハッピー)!?」。「8チャンネルを見てハッピーに!もっと幸せになって欲しい」という思いを込められている。視聴者にハッピーになってもらうため、同局はハチエモンに人工知能(AI)を導入する「AIハチエモン大作戦」をスタートさせ、最強の「AIギャグロボット」の誕生を目指していた。

 頭にハチエモン、胸にはAIの文字があるコスチュームに身を包んだ酒井藍そっくりな「AIハチエモン」は暗闇から姿を現すと、「ブーブー」。続いて「私、AIですねん。なんか質問ある?」と質問を募集。明日の天気は? には「ちょっと待ってな…」と携帯電話で検索を開始。「知らん。なんでも知ってると思わんとってな」と答えるなど、まだAIとしては未完成なようだ。

 「酒井藍さんですよね?」との問いには「私、あの人みたいに美人ちゃいますから!」と別人だと強弁した。

 ナゾの多いAIハチエモンは「ハチエモンはみんなに親しまれるキャラクター。AIハチエモンとして“笑い”で関西の人をハッピーにしたいなと思います。テレビは楽しみを提供したり、心を揺さぶったりするものだと思うので、皆さんの心のオアシスになれたらと思いますね」と意気込んだ。