タレント、ビートたけし(71)が13日、総合司会を務めるフジテレビ「27時間テレビ~にほん人は何を食べてきたのか?~」(9月8日午後6時半から)のPR会見を都内で行い、日本ボクシング連盟前会長、山根明氏をギャグにしながら抱負を語った。

 2年連続でコンビを組む関ジャニ∞村上信五(36)と登壇したたけしは、「終身27時間監督として利権で稼ごうと思う」と、山根氏を皮肉ってやる気満々。全国の大会開催県に存在していたとされる山根氏おもてなしリストをネタに「カンロ飴がないじゃないか」「おれは和牛しか食わないんだ。トリはダメなんだトリは。カリスマなんだから」。食文化のご当地バトルなどのコーナーについても「うまいかまずいかは奈良判定で決める」とした。

 番組では、日本人が食べてきたものを旧石器時代から振り返る「にほん人食堂」や、戦後間もない時代にたけしが食べていたものを再現する「たけし村上農場」のほか「飯テロ-1グランプリ」「池上彰&たけしが見た! 世界が映した昭和のニッポン」など企画も盛りだくさん。村上の司会力に全面的に信頼を寄せており「フォローがうまいからこっちはラクだよね。手抜きしても全部やってくれる。そのうちトイレの世話までやってくれる」と笑わせた。

 人生で思い出に残っている食べ物を聞かれたたけしは「芸人になって貧乏で、浅草の通りで犬とフライドチキンの取り合いになったことがある。道に1個落ちていて、にらみ合ってすれ違って同時に振り向いて。犬がおれに譲ってくれたんだよ」とエピソードを披露した。