テレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の22日第7回の平均視聴率が10・6%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 東山紀之(51)演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人シシリーズの第4弾。「刑事資料課」と「捜査一課12係」の二刀流で事件解決に挑む天樹が描かれる。東山のほか、倉科カナ(30)塚本高史(35)吉田鋼太郎(59)北大路欣也(75)田辺誠一(49)白洲迅(25)がメインキャストを演じる。

 第7話のゲストは斉木しげる、山下容莉枝、駒井蓮、中西良太、岩佐真悠子ほか。

 暴力団に出入りする男、沼田篤史が刺殺体で発見される。現場に残された車のシートの隙間から、20年前に失踪した皆本あずみの指紋がついたヘアピンが見つかる。当時、あずみが車の助手席に乗る姿が目撃されており、今回の現場にあった車の特徴とも一致した。

 天樹悠(東山)と野々村拓海(白洲)はあずみの両親、治(斉木)と春子(山下)のもとを訪れる。ヘアピンの写真を見て「生きているかもしれない」と興奮する春子に、治は寄り添う。あずみの親友だった藤沢仁美(岩佐)も2人を心配し、時々訪ねてくるという。

 一方、水田環(倉科)と青山新(塚本)は、沼田がセクハラ発言で非難を浴びる大病院の理事長、阿久津秀夫とやりとりをしていたことを知る。阿久津によると沼田とは知り合いで、1週間前に投資用の資金として300万円を渡したという。また、死亡推定時刻はホテルにいたと主張する。

 天樹と拓海は20年ほど前に沼田と一緒に恐喝で逮捕された男と接触し、当時沼田が売春グループを作っていたことを知る。男にあずみの写真を見せると、「懐かしいな」とポツリ。指さしたのはあずみではなく、彼女の隣で一緒に写る別の人物だった。