X JAPANのYOSHIKIが26日、日本テレビ系「24時間テレビ41 人生を変えてくれた人」でスペシャルステージを披露した。「24時間テレビ」に出演するのは初。

YOSHIKIに憧れてドラムの練習に打ち込む、11歳の目の不自由な酒井響希(ひびき)君の夢をかなえるため、25日にロサンゼルスで行われたライブ終了後、緊急帰国。「紅」「ENDLESS RAIN」など2曲を響希君がドラム、YOSHIKIがピアノでパフォーマンスした。

響希君は、2歳の時、小児がんのため両目を摘出。幼い頃からドラムをたたきはじめたという。YOSHIKIの招待で米・ロサンゼルスのスタジオを訪問。響希君はYOSHIKIからドラムのレッスンを受け、武道館でのセッションを約束した。

演奏後、響希君は「憧れのYOSHIKIさんと一緒に演奏できて、音楽に包み込まれたような気がして、気持ち良かった」。YOSHIKIは「勇気を与えるつもりで来たのですけど、逆に勇気をいただいた」と話した。

また、囲み取材では、YOSIKIのことを「ドラムの師匠で、僕の夢をかなえてくれた恩人」という響希君を「弟子です。ミュージシャンとしても楽しみ。僕を抜いてほしいです」。さらに、「僕は首が悪いので、倒れた時に心強いです。これで安心して倒れられます」と笑顔で語った。

なお、YOSHIKIはチャリティーとして300万円を寄付した。