女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の1日に放送された初回の平均視聴率が23・8%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

最近の朝ドラの初回視聴率では永野芽郁ヒロインの「半分、青い。」が21・8%、2017年に放送した葵わかなの「わろてんか」が20・8%、有村架純の「ひよっこ」が19・5%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した実業家の夫婦をモデルに、インスタントラーメンを世に送り出した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務める。

あらすじは、1938年の大阪。高等女学校を卒業した福子(安藤サクラ)は、三人姉妹の末っ子。母の鈴と一番上の姉咲(内田有紀)と3人で暮らしていた。父は早くに亡くなり咲も嫁入りすることになり、家計を支えるため福子は大阪東洋ホテルの電話交換手で働き始めることに。そして電話交換で初めて話した相手が、のちに夫婦となる萬平(長谷川博己)だった。