俳優織田裕二(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「SUITS/スーツ」(月曜午後9時)の8日放送の第1話の視聴率が9日、14・2%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。同時間に放送されていた前作の沢村一樹主演ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の初回は10・6%だった。

織田は勝利のためなら手段を選ばないスーパーエリート弁護士・甲斐正午。相棒のニセ弁護士をHey!Say!JUMP中島裕翔(25)、弁護士事務所ボスを「東京ラブストーリー」以来27年ぶりの共演の鈴木保奈美(52)が演じる。原作は全米でシーズン8が放送中の大ヒットドラマ「SUITS」。

頭脳明晰(めいせき)で、1度見たことは忘れない完全記憶能力を持つ、鈴木大貴を演じる中島は「原作ドラマを4話まで見ているんですけど、まさかこの役が来るとは思っていませんでした。プレッシャーや不安もあるけど、チャンスだと思って、日本ならではの『SUITS』を作っていきたい」と話している。

第1話のあらすじは以下の通り。

甲斐正午(織田)は「幸村・上杉法律事務所」に所属する敏腕弁護士。だが、傲慢(ごうまん)な性格で、勝つためなら違法行為ギリギリの際どい手段を用いることもある。

「幸村・上杉法律事務所」は、幸村チカ(鈴木)が代表弁護士を務める、日本4大弁護士事務所のひとつ。事務所の稼ぎ頭である甲斐は、出資者としての地位を持ち、経営にも参画するシニアパートナーへの昇格を狙っていた。チカは、そんな甲斐に、昇格の条件としてパートナーとして働く若手の弁護士“アソシエイト”を雇うよう命じる。

その条件を受け入れた甲斐は、新人採用の面接会を開く。そこに偶然やってきたのが、優れた頭脳と一度見たものは決して忘れない完全記憶能力を持つ鈴木大貴(中島)。だが、その日暮らしのフリーター生活を送り、さまざまな替え玉受験にも手を染めていた。その能力に興味を抱いた甲斐は、大貴を採用することにしたが…。