俳優野村周平(24)主演のフジテレビ系連続ドラマ「結婚相手は抽選で」(土曜午後11時40分)の第2話が13日に放送される。

野村が演じるのはオタクで、過度の潔癖性で、女性に全くモテないのシステムエンジニア宮坂龍彦。ところが、少子化対策のために「抽選見合い結婚法」が制定され、25歳から39歳の独身男女は、抽選でお見合いをしなくてはならなくった。

順風満帆だったはずの恋人からふられる、ラジオ局勤務のお嬢様・冬村奈々を演じる高梨臨(29)は、実生活では16年6月にサッカー日本代表DF槙野智章(31)と結婚している。独身時代との違いについて「あんまり、特に変わったことはありません。ただ、考える単位が1人ではなく、2人になりました。休日とかも、2人で早く起きてどうしようとか。前は休みの日は、永遠に寝ていたいタイプだったんですが」と話している

13日放送の第2話では政府が施行した「抽選見合い結婚法」は、内閣府特命担当大臣の小野寺友紀子(若村麻由美)からマスコミを通して詳細が明らかになっていった。

提出書類を前に龍彦(野村)は「見合い相手に対して1つだけ、希望条件の記入ができる」という項目に何を書くべきか悩んでいた。看護師の鈴掛好美(佐津川愛美)は、酒乱の父親に苦しんできた母・あき恵(山口美也子)を反面教師に「飲酒をしない人」と記入。広告代理店勤務の嵐望(大谷亮平)は「母性の強い人」と書き込んだ。嵐望にふられた、ラジオ局勤務の冬村奈々(高梨)は、祖母・紅子(冨田恵子)から、できるだけ難しい条件を書いて無効に持ち込む作戦を取るべきだと言われていた。「抽選見合い」対象者でもあるフリージャーナリストのひかり(大西礼芳)は、この新法律に懐疑的で、その問題点を記事にしてネットニュースに配信していた。

抽選見合いの当日、最初の見合い相手を前に心臓が高鳴る龍彦。しかし相手は、龍彦のスマホのアニメの待ち受け画面を見た途端に引き気味。突然、おなかを押さえて体調不良を訴えると、足早に帰ってしまった。案の定、抽選見合い事務局を通じその相手から「性格の不一致」と断られた龍彦は、しゃべってもいないのにと落ち込むのだった。奈々は、相手が希望条件に合わないと無効を訴えるが、事務局から条件が抽象的すぎることを理由に「拒否」と判定されてしまう。

2週間後、龍彦は抽選見合い推奨喫茶店の店内で、2人目のお見合い相手、不動怜子(富山えり子)と名刺交換をしていた。龍彦より5歳年上の怜子は一流企業の主任と肩書はエリート。しかしデブで見た目はお世辞にも良いとは言えない。その怜子からも断られた龍彦は、少し話しただけで断りたくなるぐらい自分はキモいやつなのかと落ち込む。そして、断られた理由を聞きたいと思い切って怜子の名刺の携帯番号に連絡する。後日、怜子に会った龍彦は意外な理由を彼女から聞くことになる。