寺島進(54)が17日、都内で主演するテレビ東京系連続ドラマ「駐在刑事」(19日スタート、金曜午後8時)の会見に共演陣と出席した。

自然あふれる東京・奥多摩を舞台に、元警視庁捜査一課の駐在警察官、江波敦史(寺島)が組織とぶつかり合いながら事件解決に奔走するヒューマンサスペンスドラマ。過去5回特番として放送され、このたびレギュラー化が決定した。

寺島にとっては初の地上波連続ドラマ主演。撮影のたびにキャスト、スタッフが奥多摩まで片道2時間かけて通うが、「全員野球で、手間暇をかけて作ったドラマ。美しい風景と素晴らしいキャストの芝居で成り立っている。必ず“日本一美しいドラマ”になると感じてます」と力を込めた。

撮影は快調で、寺島は「“駐在”チームは愛と恩義と結束力でやってますんで、順調です」。現場のムードメーカーは寺島と共演者は口をそろえる。シリーズ第1作から出演する北村有起哉(44)は、寺島について「怖い時は怖いし、突っ込んでいい時もある。見極めに時間がかかるけど、分かっちゃえば和やか」と笑った。市毛良枝(68)も「このお元気さ。ものすごい大きい声でワッとおっしゃるので、いい意味でピリッとします」といい、黒木瞳(58)も「見どころは駐在さんの心意気。正義感と義理人情に引っ張られて、みんなやらせていただいてます」。これを聞いた寺島は「黒木さんのエネルギーがすごいから、助かってます」と照れ笑いした。

北村は寺島との初共演場面を振り返り「口論するシーンのリハーサルで、寺島さんから『そんなんで芝居できねえよ!もっと来いよ!』とガチで言われました」とげきを飛ばされたことを明かした。寺島は「北村有起哉ならできると思ったから」と理由を説明。「連ドラの怖さは中盤に中だるみすることなんで、たまには発破かけないと。だけど俺のは愛なんで」とニヤリと笑った。

寺島は11月末で現在の所属事務所オフィス北野を退社し、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに移籍する。思うことを聞かれると「駐在刑事や今日明日のことばかりに集中しているので、移籍のことは頭にないです。セリフを入れ込むのに精いっぱいで、一生懸命毎日頑張ってます」と話した。