沢口靖子(53)主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女season18」(木曜午後8時)の18日初回の平均視聴率(関東地区)が13・4%だったことが19日、分かった。前シリーズの初回は12・3%だった。

沢口演じる京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員・榊マリコが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む人気シリーズ。99年にスタートし、現行ドラマでは最も長く続いている。

沢口は「昨シーズンは『熟成』をテーマにお届けしましたが、今回は熟成した『安定感』あるドラマを目指して頑張っていきたいと思います」とコメント。シーズン16から開始し、沢口が「金髪」「新選組隊士」など毎話これまでのイメージにない姿に挑戦する“衝撃的なマリコのワンカット”は、今シーズンも継続する。

第1話のゲストは前川泰之、マギー、湯江タケユキ、東風万智子、金井勇太、ミスターちん。

京都府警察音楽隊のコンサートが開催される中、マリコは女性の遺体が発見されたと連絡を受ける。被害者の今野恵は頸(けい)動脈を切られおり、被害者が所持していたギターのスライドバーに付着していた指紋から警察音楽隊のギタリスト、勝間田徹(湯江)が浮上する。また、採取した血液から検出された「暖竹」という植物は木管楽器のリードに使われていることが分かった。

マリコは警察音楽隊に楽器の提出を要求するが、隊長の入間祐一(前川)や広報課長の前川啓太郎(ミスターちん)は犯人が音楽隊内にいるかのような捜査に不満をあらわにする。

楽器を鑑定した結果、牧村圭(マギー)と長谷部麻衣(東風)のケースから同じ黒い繊維片が見つかった。そこからマリコは事件に隠された意外な事実に気付き始める。