お笑いコンビ、バナナマンの2人が、さいたまスーパーアリーナ公演を開催直前に中止した歌手の沢田研二(70)の心情について「すごい分かる」と共感を示した。

バナナマンは20日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」(金曜深夜1時)で沢田研二のドタキャン騒動に言及。設楽統(45)は「もともとさいたまスーパーアリーナって観客9000人でもガラガラだよね。それが、9000人と言われてたのが7000人だったからさ」と、最大収容人数3万7000人の同会場で7000人分の観客席を見た沢田をおもんぱかった。そして、「お客さんのことを考えたら、ギリギリで中止というのはないだろうという声ももちろん分かるけど、お客さんがいない中でやりたくないってのは、すごい分かる」と設楽が一定の理解を示すと、日村勇紀(46)も「3万人入るところに、7000人しか入ってないって、まぁいないもんね。スッカスカな感じだよ。嫌だよね、やっぱり」と同調した。

バナナマンは、自分のライブではあまり観客が入らないという状態を経験したことがないが、多くのお笑い芸人が出演する営業のライブでは客がいないことはよくあることだという。設楽が「会館ライブのような営業で、よく言う“出演者よりもお客さんの数の方が少ない”っていうのはあった」と明かすと、日村も「お客さん15人くらいとかだよね。それも席を詰めていないもんだから、バラバラに座ってたりすると、(ぱっと見)いないと一緒だもんね。リハーサルと一緒」と振り返った。