歌舞伎俳優中村獅童(46)が20日、都内で、「イクメンフェス2018」に、昨年12月に誕生した妻沙織さん(34)との間の第1子、陽喜(はるき)君とともに出席した。陽喜君が公の場に出るのは初めてで、初お披露目に、会場からも「かわいい!」という声が飛んだ。

獅童は「これから人見知りもはじまるのかなあ。今のところは人見知りもない。芝居の楽屋で白塗りの顔を見ても泣きだすこともないので、今のうちに少しずつ」と目を細めた。

母陽子さんと父三喜雄さんから1文字ずつ取って名付けた陽喜君。獅童は「ファンクラブの方たちでおふくろをよく知っている方は、おふくろによく似てるって言います。どうですか?」と、息子を見つめた。

陽喜君の今後について、獅童は「何がなんでも歌舞伎役者にならなきゃいけないということはない。気持ちが第一です」としつつ、舞台での初お目見えについて聞かれると「歩けるようになってからかなあ。3歳、4歳…。そういう機会があれば考えたいです」。

花道から手をつないで登場したい? と聞かれると、獅童は「皆さん『初お目見えは親の方が緊張する』と言いますけど、今この話題になった瞬間、緊張してきたので想像したくないです」と、期待と緊張の混じった表情で笑った。

イベントの様子は、沙織さんも見守った。「イクメンオブザイヤー2018」ファッション部門で表彰を受けることについての沙織さんの反応を聞かれると、獅童は「奥さんはすごく喜んでました。イメージ的に子育てをしてなさそうと言われるのでどうかな…と思ったんですが、『せっかくいただいた賞なんだから、陽喜と一緒に行ってきたら』と言ってくれました」と話した。

獅童は「十一月花形歌舞伎」(11月3~27日、福岡・博多座)で新作歌舞伎「あらしのよるに」に出演する。陽喜君も一緒に行くそうで「これからの子育てを楽しんでやっていきたい」と話した。