能年玲奈から改名した女優のん(25)が29日、都内で行われた「いわて果実プレミアムスイーツフェア」にゲスト出演した。

トラブルの末に独立した前所属事務所と和解に向けて話し合いをしたと一部で報じられて以降、初めて公の場に登場した。

報道陣から「元の事務所に戻りたいというのは本当ですか?」などと聞かれたが、報道陣を笑顔で見つめたまま何も答えず降壇した。

のんは、演出家の女性と15年1月ごろに個人事務所を設立し、当時契約が残ったままだった前所属事務所と、トラブルに発展した。16年6月末をもって切れる契約延長に応じず、その後、前所属事務所を離れていた。

また「のんが和解に向けて事務所を訪問した」との報道を受けた前所属事務所は、「能年氏から、過去についての謝罪と、弊社にマネジメントを再度依頼したい旨の要望があり、本人との面会に至りました。しかしながら、何ら解決には至っておりません。なお、当事者しか知り得ないはずの情報が事前に外部に漏れ、このような記事が出たことについては、大変不可解であり、誠に遺憾であります」とコメントしていた。

この日のイベントには、「いわて果実」のロゴがプリンセスをあしらったものであることから、プリンセス風の白いドレスで登場。「(衣装を着られて)うれしいです。女の子がお姫様みたいな気分になれるって大事なことだと思う。岩手の果物をどんどん食べてプリンセスになりたい」と話した。

また、この日のために用意された「のんスペシャルスイーツ」を試食すると、「ラズベリーの味がふわっと広がって、すごいジューシーでおいしいです」とニッコリ。司会者から今いちばん食べたいものを聞かれると「今くだもののケーキを食べたので、サンマとか?」と答え、会場には笑いが起こった。