佐々木蔵之介(50)主演のフジテレビ系連続ドラマ「黄昏流星群-人生折り返し、恋をした-」(木曜午後10時)の1日放送の第4話の視聴率が、6・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2日分かった。前週の6・1%から0・4ポイント、アップした。

初回から7・3、7・3、6・1%だった。

エリート銀行マン滝沢完治(佐々木)は、入社以来仕事一筋で支店長にまでなったが、予期せぬ左遷宣告を受けて単身スイス旅行へ。そこで目黒栞(黒木瞳=58)と出会い運命の恋に落ちる。一方、滝沢の妻の真璃子(中山美穂=48)は、娘の婚約者・日野春輝(藤井流星=25)と引かれ合っていく。

婚約者の母親と恋に落ちる役を演じる藤井は「台本を読んだ時は、徐々に引かれるのかなと、思っていました。でも、現場に入って監督に芝居をつけていただいて分かったんですけど、結構、最初に会った瞬間から好きになってしまう、という感じなんです(笑い)。目配せをしたりするカットがあったりして。最初から好きなタイプではあったのでしょう。春輝の母、冴(麻生祐未)も強い女性ではないので、そこにかぶって、守ってあげたいというような気持ちが芽生えて。一目ぼれではあるんですけど、真璃子さんは春輝に弱みを吐き出すんです。そんなところから、守るという気持ちと同時に好きだという思いも徐々に高まって行くんだと思います」と話している。

第4話で、銀行復帰への道を探るため接待ゴルフに参加した滝沢(佐々木)だったが、むなしさだけが去来し、その場を去った。栞(黒木)と会うことで心を癒やした完治は、別れ際に栞からキスされ驚く。

一方、真璃子(中山)は日野(藤井)に夫や娘に募る不安や悩みを吐露するうち、春輝の優しさに触れ、思わず涙があふれてしまった。

出向先の荻野倉庫に出社した完治は、重要書類は鍵をかけて保管すべきだと提案。だが、そんなに社内の人間が信用ならないのか、と川本保(中川家・礼二)たちにつっぱねられる。完全に社員たちに嫌われてしまった完治。やるせなく社を後にすると栞が待っていた。川本たちとの会話を見ていた栞は、銀行の常識が通用しないこともあると告げる。素直に胸の内を語り合い、食事をして別れるだけの関係。それだけで癒やされる二人だった。