俳優高橋一生(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(火曜午後9時)の、13日放送の第6話の視聴率が14日、6・4%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。前週の6・0%より0・4ポイント、アップした。

初回から7・6、6・1、6・2、7・0、6・0%を記録していた。

高橋が演じるのは、大学で動物行動学を教える講師・相河一輝。生き物の不思議に興味、関心が高く、大好きな生き物のことになると、他には目もくれずに没頭してしまう。そのため、大学が設けるルールや、他人との約束を忘れてしまうことも多い。極端にマイペースな性格のため、周囲からは変わり者として見られている。

一輝の同僚でアリオタクの沼袋順平を演じるアンジャッシュ児島一哉(46)は、相河家の住み込みの家政婦・山田妙子を演じる戸田恵子(61)について「戸田さんは姉さんというかお母さんというか、本当に出たての時にコント番組で共演させていただいてお世話になった方なんですが、ドラマでは共演したことがないんですよ。なので、ちょっと感慨深いですね」と話している。連ドラ出演については「いろんな方とお芝居を出来るのは楽しいですね。それぞれがいろんな間を持ってらっしゃって、カメリハをやった時に初めて『あ、こういう言い方をするんだ』とか、見ていて面白いです。緊張感もあるし、迷惑かけないようにしなきゃっていう思いですね」と話している。

第6話では、一輝(高橋)に頼まれ、渋々と森を訪れた歯科クリニック院長の水本育実(栄倉奈々)は、ひょんなことから、元恋人・鳥飼(和田琢磨)を信じられず別れを招いてしまった自分への後悔から、涙があふれてしまう。

翌日、2人が一緒に森へ行ったことを知った相河家の住み込みの家政婦・山田妙子(戸田恵子)は、一輝の大学の学部長・鮫島瞬(小林薫)をはじめ、付き合いのある“先生”を呼んで、家で食事会をしようと、提案。もちろん、その“先生”には育実も含まれていた。山田の指示を受けた一輝は早速、育実と歯科助手のあかり(トリンドル玲奈)、祥子(玄覺悠子)を誘うためクリニックへ。しかし、育実は何かと理由をつけて、食事会には行かないと断言。実はその日は育実の誕生日で、ひそかに別れた鳥飼からの連絡を期待していたのだ。

迎えた食事会当日、結局育実は、あかりたちと一輝の家へ。山田の狙いで一輝とギョーザを作ることになった育実。きれいな形に仕上げようとする育実とは反対に「どんな形ができるか試したい」と、形には全くこだわる様子のない一輝。その様子を、育実は複雑な気持ちで見ていた。

翌日、一輝は、森で泣いた理由を育実に直接尋ねる。育実は、「相河さんに自分の思いは分からないと思う」と言いながらも、まじめすぎる自分の性格と、その自分に嫌気がさしている苦しい胸の内を一輝に話す。

それからしばらくして、リスが橋を渡らない理由を思いついた一輝は、樫野木と一緒に森へと向かう。その夜、一輝の元に、育実から電話が。一輝が週末に森へ橋の様子を確認しに行くことを告げると、育実から「私も森に行ってもいいですか?」と、思いもよらぬ発言が飛び出した。