大阪・なんばグランド花月(NGK)向かいの若手中心「よしもと漫才劇場」が1日、4周年を迎え、上方漫才協会の中田カウス会長(69)ボタン副会長(70)らが会見した。会見には2日の漫才日本一を決める「M-1グランプリ2018」(テレビ朝日系で午後6時34分から放送)の決勝に駒を進めたファイナリストのゆにばーす、見取り図、霜降り明星らも出席した。

ゆにばーすの川瀬名人(34)は「1年間、いろんな徳を積んできたので、トップバッターだけは引かないようにしたい」と意気込んだ。司会の浅越ゴエ(44)から「優勝したらやめるという話もありますが?」と質問されると、川瀬は「やめます」と明言した。ボケ担当のはら(29)は「ネタ以外の発言は控えさせていただきます」と笑わせた。

初の決勝進出となった霜降り明星のせいや(27)は優勝賞金1000万円について「大学の奨学金を一括返済したい」。突然、せいやから「1000万のネタある?」とふられた粗品(25)は「なんであんねん!」と返した。

11月30日放送のテレビ番組で外科医の彼女ができたことを告白したせいやは「つき合ってまだ3週間ですからね」と笑顔で話し、「カウス師匠の前で彼女の話は…」と恐縮した。

見取り図のリリー(34)は決勝進出が発表されたときのことを振り返り「見取り図って呼ばれたときに相方がすごく泣いた。あれから13日がたったけど、ようやく今朝、泣きやみました。3時間ごとに起きて泣くんです」と話すと、相方の盛山晋太郎(32)は「なんで、おまえが夜中に(おれのそばに)おるねん」と突っ込み、笑わせた。

同劇場の4周年にカウスは「4年ですね。ここで若手を育てていこうということで始めたが、これほど伸びるかなと思うほど伸びた」と笑顔を見せた。来年1月14日にNGKで「第4回上方漫才協会大賞」を発表することも決定。M-1グランプリに出場する3組にカウスは「あまり審査員を意識しなくていい。お客さんをだれよりも笑わせることが大事」とアドバイスを送った。