韓国の人気グループ、SUPER JUNIORが1日、世界ツアー「SUPER SHOW7」の日本公演を東京ドームで行った。

14年以来、日本で約4年ぶりの単独公演。約5万人のファンは久々の“再会”に大興奮でオープニングから総立ち。手に持ったグループカラーの青いペンライトを何度も大きく揺らし、熱い声援を送り続けた。

リーダーのイトゥク(35)は「皆さんとパーティーができて幸せ。ずっとこの日を待っていました」とあいさつ。「お姫さまの皆さん、すごくきれいです」とハッピートークで盛り上げた。リョウク(31)は「東京ドームでライブをする夢を見ました。この夢から覚めたくない。たくさんの人が来てくれてありがとうございます」と笑顔で感謝。イトゥクが日本語で手紙を読み上げ、結成から13年に及ぶ道のりを振り返り、今後も共に歩みたいと語るコーナーもあった。この時には会場のあちこちですすり泣きの声が聞こえた。

サプライズもあった。入隊中のキュヒョン(30)が休暇を利用して来日。客席からメンバーを見守りながら「またお会いできる日までお元気で」と、来年にも合流できることをファンに報告した。

ステージでは、先月に発売したばかりのシングル「One More Time」のラテンポップなサウンドを響かせ、代表曲「Sorry Sorry」や「Mr.Simple」など28曲を歌唱。10人のダンサーを従えた圧巻パフォーマンスとステージ前に上がる20本の火柱と爆音など、度肝を抜く多彩な演出が続く約3時間だった。

昨年12月に韓国でスタートした世界ツアー。台湾、マニラ、メキシコなどを駆け抜けた勢いを日本でもさく裂させ、2日間で約10万人を魅了した。

◆SUPER JUNIOR(スーパージュニア)05年に韓国でデビュー。日本では11年に本格的な活動を開始した。「SUPER SHOW」と題した世界ツアーは08年にスタート。これまでに約130カ国で公演を行い約200万人を動員した。グループ活動以外にも、SUPER JUNIOR-K.R.Yなどユニット活動や個人活動も積極的に実施している。