宮本亜門演出の舞台「画狂人 北斎」(1月10~20日、東京・新国立劇場)の会見が5日、都内で行われた。江戸時代後期の人気浮世絵師葛飾北斎を主人公にした舞台。昨年、朗読劇としてロンドン大英博物館などで上演され、今回は本公演となる。宮本は「世界でもっとも知られる日本の画家が北斎。北斎が天国から見守ってくれていることを信じて、舞台を作りたい」。

北斎役の升毅は「普通の人間の私が大変人を演じる。その大きなギャップを楽しみたいし、魂を込めて演じたい」、北斎の娘お栄役の黒谷友香は「北斎の世界を深め、舞台ではお栄とともに生きていきたい」と話した。