宝塚歌劇団花組人気スター、柚香光(ゆずか・れい)の全国ツアー初主演作「メランコリック・ジゴロ-あぶない相続人」「EXCITER!!2018」が15日、最終地の大阪・梅田芸術劇場で初日を迎えた。

「全国各地を旅しまして、1人の休演者もなく、この大阪の地に戻ってまいりました。楽屋でも『ああ、帰ってきた~』と言い合っています」

柚香があいさつすると、劇団の地元・関西のファンは拍手と歓声で出迎えた。

芝居「メランコリック・ジゴロ」は、93年に花組で初演され、再演が重ねられるコメディー。1920年代の欧州を舞台に、陽気なジゴロのダニエルとスタンが一獲千金をたくらむ夢物語をつづる。

柚香ふんする主人公ダニエルと、同期の水美舞斗(みなみ・まいと)が演じたスタンはタッグを組み、悪友コンビを好演した。

11月22日に神奈川でスタートしたツアーは、全国11カ所を回り、劇団の地元・関西の大阪公演でフィニッシュ。16日の梅田芸術劇場公演で千秋楽となる。