関西ジャニーズJr.が3日、大阪城ホールで2年連続となる新年コンサート「関西ジャニーズJr. LIVE2019 Happy2year!!~今年も関ジュと chu year!!~」を開催した。

公演前には、昨年10月に結成された7人組ユニット「なにわ男子」が取材に応じ、結成1年目でNHK紅白歌合戦に出場した東京の「King&Prince」に対抗心を燃やした。

「なにわ男子」メンバーの西畑大吾(21)は、大阪城ホールでの幕開けを感謝し、新年を「(ユニットとしても)勝負の年だと思っている」。今年の目標を「売れる!」と言い切り、関西から地道に人気を拡大して「単独コンサートや冠番組」を、ユニットとしてかなえたい夢に挙げた。

昨年の大みそかにカウントダウンコンサートに出演していたメンバーは、会場のテレビで紅白に出場したキンプリのパフォーマンスを一緒に見たという。全員で「すごい」と口をそろえた。キンプリの永瀬廉や平野紫耀は、関西ジャニーズJr.で一緒に活動をしていた。西畑は「(活躍を)目の当たりにして、うれしさと悔しさが半々ぐらい。同年代なんで負けてられない」と意識した。

話題がネーミングの話になると、ローマ字のキンプリと平仮名に漢字の「なにわ男子」という名前を比べだしたメンバー。西畑は「(僕たちは)庶民感がすごくいい。(キンプリは)王様と王子様でしょ? 僕ら男子ですから」と苦笑い。大西流星は(17)は「おじいちゃん、おばあちゃんも覚えやすい」とアピールした。キンプリを「洋食」、自分たちを「和食」のように例えて話が進み、西畑は「分かりやすさも僕らの良さ。誰が読んでも『なにわ男子』ですから」と胸を張った。

昨年に続く大阪城ホールでの新年公演は、この日の初日と、4日の3公演を含めた2日間4公演で約6万人を動員する。会場には立ち見ファンの姿も多く見られた。

今回の公演も、昨年10月からの公演に続き、関ジャニ∞の大倉忠義と横山裕が構成と演出を担当した。出演51人のメンバーは歌や踊り、関西ならではのバラエティーコーナーでファンを魅了した。

アンコール後に西畑はファンに向けて、18年のお礼とともに「2019年も、みなさんにお世話になります!」とあいさつし、会場全体で「俺たちが関西ジャニーズJr.」と大合唱して初日公演を締めくくった。