女優真矢ミキ(54)主演のフジテレビ系連続ドラマ「さくらの親子丼2」(土曜午後11時40分)の26日放送の最終回の視聴率が3・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と28日、分かった。前回の3・6%より0・1ポイント、アップ(ダウン)した。

初回から3・8、3・5、3・0、3・3、4・2、3・3、3・6%だった。

昨年10~11月に放送された連ドラの第2弾。真矢は、親から虐待を受けた子どもたちが一時的に避難、保護される子供シェルター「ハチドリの家」の食事スタッフ・九十九さくら役。子供たちに食事を提供しながら、問題解決に立ち向かった。

最終回では、さくら(真矢)は大豆生香(塩野)が窃盗団の一員として捕まったと知らされ、衝撃を受ける。香が無断外出を繰り返していたのを知っていただけに、自分を責めるさくらだった。

一方、過去の数々の犯罪歴により受け入れ先がなく、「ハチドリの家」に1年半以上いる新城由夏(岡本夏美)は、未来が見えないため何事にも投げやりになっていた。小学生の時に母親に捨てられて以来、何度も罪を犯しては少年院を出入りする壮絶な人生を送ってきた由夏。「泥の中を泳ぐっていうのは、疲れんだよね」との由夏の言葉にさくらは不安を抱くが、ついに雇ってもいいという美容院が見つかった。

弁護士の三谷桃子(名取裕子)や川端哲也(柄本時生)の奔走で、香が「ハチドリの家」に戻ってくる。香が窃盗団にいたのには、ある理由があったのだ。しかし、香は保護観察中の身で、順守事項に反していると保護観察所に判断されれば、少年院に戻し収容される可能性があるという。

由夏や香だけでなく、「ハチドリの家」に避難する子どもたちそれぞれに、変化が訪れていた。小宮山詩(祷キララ)の大学入試や白鳥マリア(日比美思)の高校復学など。皆を応援しようとするさくらだが、桃子から、愛され慣れていない子どもたちに愛情の質を勘違いされてしまう危険性があるため、過度なスキンシップをやめるよう諭される。「あたしたちは母親にはなれないのよ」と言う桃子と、子供への向き合いについて隔たりを感じ戸惑うさくら。そんな中、新たな事件が起きる。