女優竹内結子(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(木曜午後10時)の1月31日に放送された第4話の視聴率が7・1%だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。前回の6・4%より、0・7ポイントのアップとなった。

初回は9・3%、第2回は5・8%、第3回は6・4%だった。

竹内が演じるのは、鈴木法律事務所・危機管理部リーダーの氷見江。法廷ではなくスキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士で、情報操作のプロ“スピン・ドクター”としてクライアントを窮地から救ってきた天才トラブルシューターだ。

氷見の相棒の弁護士、与田知恵を演じる水川あさみ(35)は、竹内について「結子さんとは何度も共演していますが、今回のように連続ドラマでガッツリとご一緒するのは初めてです。結子さんは真面目で、周囲への気遣いも忘れない。何より、良い作品を作ろうという意識が高い方なので、とても頼りになります。セリフの言い回しでどうすればいいか悩んでいたら『これがいいんじゃない?』と、アドバイスしてくれたり、いつも、現場やドラマがより良い方向に進むように導いてくださっています」と話している。プライベートで水川は役柄と同じく、他人に相談されるタイプだという。「すっごく、相談される方です! なんでなんだろうなぁ? 話しやすい感じなのかもしれないけど、結構、意見を求められるとズバッと言うからかもしれません。話を聞いて『それは違うんじゃない』と、ハッキリと否定して相手を泣かせてしまったこともあります(笑い)。良いと思った時は、ちゃんと賛成もしますけど、女性の相談って、イエスしか求めてないことがあるじゃないですか。私はそれをしないので、逆に本当に悩んでいる時は相談しやすいんじゃないかなと思います」と話している。

第4話では、鈴木法律事務所で氷見(竹内)がテレビ番組をザッピングしていると、子連れで議会に参加し、待機児童問題を訴える土方朝子議員(江藤あや)が映る。泣きわめく子供をなだめながらの訴える姿に、与田(水川)や藤枝修二(中川大志)は、母親たちは大変だと同情気味。すると、真野聖子(斉藤由貴)も自分の子供が停学の瀬戸際だと言い出す。危機管理部として真野の息子が停学から免れる方法を探ろうとした時、副所長の鈴木太郎(バカリズム)が新たな依頼を持ち込んできた。大手ゼネコン次期社長候補、佐久間からの依頼と聞いた一同は意気込むが、内容はご近所トラブルだった。

タワーマンションで妻の佐久間京子(原田佳奈)と息子の怜(南出凌嘉)とともに暮らしている佐久間家は、玄関前にゴミがばらまかれたり、誹謗(ひぼう)中傷のビラを貼られたりしていた。調査のために、氷見と与田は京子の知人を装いマンションに潜入。さらに藤枝はベビーシッターを装い、マンションの子どもたちに接近する。

そこで分かったのはマンションのセキュリティー上、佐久間家に嫌がらせを働いているのはマンション内の人間の可能性が高いこと、そしてそびえ立つタワーマンションの底にドロドロとした人間関係が渦巻いていること。そんな現状を、与田や藤枝が整理していると、京子が何者かに歩道橋から突き落とされたという急報が。その頃、氷見はフリーランスの敏腕記者で、氷見の過去を取材している茂呂裕也(佐野岳)とホテルの一室にいた。