演歌歌手氷川きよし(41)が2日、東京・中野サンプラザでコンサートを行った。

2000年のこの日に「箱根八里の半次郎」でデビュー。翌年のファーストコンサートを行ったのは同所で、思い出の地で節目の20周年に突入した。

「20年目に入りました。メモリアルな場所で、歌手としてやっと成人になれた気がします。振り返れば、18歳で九州から上京して3年半はアルバイトとレッスン。デビューしたのは22歳の時。ポップス系の歌謡曲でなく、股旅演歌でデビューした。演歌というのは、学べば学ぶほど奥深さを知ることができる。これからも、演歌を中心にさまざまな曲を歌っていきたい」とあいさつ。会場から「きよしく~ん」と声援が飛ぶと「みんなのきよしくんで~す」と笑顔で応じるシーンもあった。

公演では3月12日発売の新曲「最上の船頭/大丈夫」を初歌唱。「大丈夫」では、両手の指で「OKポーズ」をしてみせて「『大丈夫ダンス』です。『流行らせたい』と、自分で言うと流行らないから言いません」としながら、「老若男女が曲のメロディーに乗りながら『大丈夫』と言ってくれたらうれしい。『きよし、大丈夫?』ではなく『大丈夫のきよしです』。年末目指して精いっぱい頑張ります」とアピールした。

昼夜2公演で約4400人を動員した。

また、9月6日の42歳の誕生日に、大阪城ホールで初の単独公演を開催することを発表した。