静岡県のご当地ソング「思い出の交差点」を歌う太田克樹(25)とカテリン(24)が4日、静岡市葵区の静岡弁当両替町店で一日店長を務めた。これに合わせて、同店の看板メニュー「豚あみ焼き弁当」の特別パッケージ版が2月限定で発売されるほか、豚あみ焼きごはんやローストビーフなどが入った「思い出の玉手箱弁当」が、この日だけの100食限定で販売された。

2人はこの日、店長として接客をこなし、訪れた人々から写真撮影を求められたり、「頑張って」と声をかけられた。太田は「静岡は人も気候も温かい。今後は歌手になるきっかけをくれた静岡に感謝しながら、『思い出の交差点』をもっと多くの人に聞いてもらい、紅白歌合戦出場を目指したいです」と話した。

太田は、ケーブルテレビのカラオケ番組で優勝したことを機に、2015年7月にCDデビュー。これまでにシングル5枚、アルバム1枚をリリース。県内を中心にライブ活動やラジオのDJとして活躍している。フィリピン出身のカテリンは、2014年に来日。翌年の同番組で優勝して歌手デビュー。現在は、フィリピン人コミュニティーを中心に活動している。【河合萌彦】