元サッカー日本代表でタレントの前園真聖(45)とお笑いコンビ、よゐこの浜口優(47)が23日、大阪市内で行われたイベント「誤解だらけの依存症in大阪」に登場した。

同イベントは、アルコールやギャンブルなどさまざまな依存症に対する偏見や差別を解消し、依存症者の適切な治療や支援につなげることを目的に厚生労働省が企画した。

昨年12月に同省から「依存症理解啓発サポーター」を任命された前園は、トークセッション中、司会者に「お酒をやめて5年になられますね」と振られると「そ、そうですね。いろいろありまして。いろいろって言っても1つしかないんですけど」と苦笑い。13年に飲酒暴行事件を起こしたことに触れ「あの事件でたくさんの方に迷惑をかけた。その時に家族、友人、仕事関係者などの周りの方よりもお酒は大事ではないって気づいた」と明かした。また浜口は「母方の祖父が今思えばギャンブル依存症で、それが原因で母は家を取られてました(笑い)」と過去の苦労話を披露。イベントを通して「依存症ってだらしない、意志が弱いってイメージだったが、全然違う。病気なんだって理解できた」と話した。

依存症支援施設を訪問した前園も「どの依存症の方も自分が依存症だってことを隠さなきゃいけないことが一番つらいって話していて、初めて聞くことが多かった。少しでも多くの人に依存症のことについて知ってほしい」と依存症への理解を訴えた。