ジョニー・デップ(55)に名誉毀損で訴えられている元妻アンバー・ハード(32)が、デップに反論。DV告発をやめるつもりはないとの意向を明らかにした。

デップは、ハードが昨年12月、自分はDVの被害者であるという内容の手紙をワシントンポスト紙に投稿したことをめぐり、ハードを名誉毀損で訴え、5000万ドル(約55億円)の損害賠償金を求めている。

ハードの弁護士は米ピープル誌に、「ジョニー・デップはアンバー・ハードを黙らせようとしているが、彼女が沈黙することはない」とコメント。さらに、「デップ氏の行動は、自分の虐待的な振る舞いの事実を受け入れられないことの証し。彼の根拠のない訴訟に勝ち、デップ氏のハードさんへの嫌がらせを終わらせます」としている。

一方、デップは訴状の中で、ハードへのDVを断固として否定し、「ハードが自分のキャリアを進めるためのPRとして、捏造したもの」と主張。さらに、ハードが結婚して1カ月足らずで、実業家のイーロン・マスク氏と新たな関係を築いていたとしている。

2011年に映画の共演で知り合った2人は、2015年に結婚。しかし、ハードが2016年5月、デップのDVを理由に離婚申請し、同年8月に離婚が成立した。デップはハードに700万ドル(約7億7000万円)の離婚調停金を支払ったが、ハードはチャリティーに寄付している。(ニューヨーク=鹿目直子)