関ジャニ∞錦戸亮(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9時)の11日放送の第10話の視聴率が10・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と12日、分かった。前回の9・8%より、0・8ポイントのアップで2桁台に戻した。

初回から12・3、11・8、9・6、11・0、10・0、10・4、9・9、9・8、9・8%だった。

舞台となるのは科学捜査研究所。錦戸演じる科捜研法医研究員の真野礼二は、ある陰惨な過去を持っている。「鑑定結果こそが真実」と冷静沈着。主観や臆測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。原作は累計40万部突破の人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。

第10話で、家族を失った25年前の「武蔵野一家殺人事件」の真相を追う真野(錦戸)は、唯一の協力者である高校教師の早川(萩原聖人)に会う。早川は、数日前に歩道橋の階段から転落死した元テニスプレーヤー・原田恭一(上杉柊平)の話を切り出す。原田は、2年前に、ライバル選手だった春日部芳彦(征木玲弥)のドリンクに禁止薬物を混入させて飲ませたドーピング事件が原因でテニス界から追放されていた。

原田や春日部が所属する実業団チームのオーナー・佐保優作(袴田吉彦)は、早川の教え子だった。高校時代の名字は「倉本」だった。そして、以前に変死体で発見されたホームレスの新妻大介とともに、真野の兄・義一(倉悠貴)をいじめていた主犯グループのひとりだった。

そんな折、真野のもとへ捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)がやってくる。虎丸は、新妻の一件が「武蔵野一家殺人事件」と関連があるのなら真相を突き止めたいと真野に申し出る。真野は、早川から聞いた佐保の一件と、姉・仁美(夏子)の司法解剖を担当した解剖医の行方を捜していることを虎丸に伝える。