漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田ボタン(70)が、体調不良のため一時休養することになり、19日、よしもとクリエイティブエージェンシーから発表された。ボタンはしばらく入院し、精密検査を受ける。この日から25日までコンビで出番予定だった大阪・なんばグランド花月の出番は休演する。

事務所によると、ボタンは1カ月ほど前から「疲れが抜けない」「しゃべりにくい」などの症状を訴え、主治医に相談。息が上がることも増えたことから、主治医の勧めで検査入院をすることを決めた。

コンビはNGKなどの舞台でトリを務める看板。テレビに加えて、地方公演も重ねて出演しており、多忙を極めていたことから、同事務所は関係各所と調整をし、この日からの休養を決めた。

ボタン本人もこの日、事務所を通じて「関係各所のみなさま、いつも応援してくださるファンのみなさま、このたびは、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。しっかり体調を整えて、また舞台に戻ってきます」とコメントを発表した。

またこの日午前、大阪市内で、「大阪チャンネル」アプリ100万ダウンロード突破記念イベントに登壇した同社の藤原寛社長は「ちょっと体調を崩されているので、今からしっかりと検査をさせていただきたい」と説明。今後のメドについては、検査を経て「元気に復活できるタイミングをはからせていただきたい」と話していた。

カウス・ボタンは同事務所の各地興行でトリを務める看板コンビで、衰えを知らない話術とネタ運びで活躍している。コンビが体調不良で休演するケースはめずらしい。