吉永小百合(74)が3月31日、都内で、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の子供たちを中心に結成された「東北ユースオーケストラ」の演奏会にゲスト参加した。同オーケストラは音楽家坂本龍一(67)が代表、監督を務め、定期演奏会は今年で4回目。

毎年参加の吉永は、石川啄木、宮沢賢治らの詩を朗読。若者たちの演奏を聴いて「つらい思いをしている方に勇気を与えるようなすばらしい演奏でした。来年も何としても参加させていただきたい」と話した。吉永は、30年ぶりというショートカット姿。新作映画「最高の人生の見つけ方」のためで「バサッと短くしてみました」。

また、新元号発表を翌日に控え吉永は「元号が替わっても天皇、皇后両陛下の平和に対する温かい気持ちを受け継いでいかなくてはなりませんね」と語った。

坂本は吉永について「東北への思いがとても強い。『押しかけで来ますから』と出演してくださる」と感謝した。