シンガー・ソングライターで会社経営者としても活躍する森川愛が2日、日刊スポーツ新聞社(大阪市北区)を訪れ、3日に滋賀県湖南市の「ここぴあ」で障がい者の子どもを持つ親向けに開催される講演会の告知を行った。

森川は昨年9月、18年ぶりに作詞作曲を手掛けた「タイム・マシーン」をリリース。現在は歌手活動ほか、司会者、文筆家などマルチに活動している。

一方で、2年前に注意欠陥・多動性障がいという発達障がいの診断を受け、同じような発達障がいを持つ人々との交流を続けてきた。「障がいの悪いところだけでなく良いところも知ってほしい」「障がい者でも、できることを見つけて補完し合いながら生きてほしい」との思いを伝えるため、昨年末に発達障がい者の日常を描いた短編映画を制作した。

「障がいを理解することで目の前にいる相手を受容できるようになった。同じように社会の寛容性が高まっていけばうれしい」と語り、現在は続編の制作にも熱意を見せる。

講演会「みんなちがってみんないい。」は午後2時より。講演会の後は主催団体の一般社団法人・障害者雇用資格認定機構による勉強会も予定されている。