由美かおる(68)が13日、都内で37年ぶりの新アルバム「Jewel Box」発売記念イベントを開催した。自身初のレコ発ライブとなった。

由美は膝上約40センチのスリットの入った、ピンクのロングドレスで登場。カメラマンの要望に応じて美脚をチラ見せすると、客席から歓声が沸いた。

新曲CDの発売は37年ぶりとなった。由美は「CDってこんなに小さかったんですね」とニッコリ。アルバムにはセルフカバー2曲、新作4曲が収録されている。完成まで6カ月をかけた力作とあり「感謝感激です」と喜びをにじませた。デビュー時は歌手活動をメインとしており「原点に戻った感じです。歌うのが好きで、楽しくてしょうがないです」と笑顔で語った。

CDジャケットの裏面は、バスタブに入った由美のシルエット写真が採用されている。TBS系時代劇「水戸黄門」で演じたかげろうお銀はヒノキの湯船につかる姿がおなじみだが「これ私なの? というくらい、すてきにできています」。15歳のデビュー当時の衣装がいまだに着られる抜群のプロポーションを維持しており「ストレスをためないで、何があっても前向き。夢を持って何かにチャレンジすること」と若々しさのひけつを語った。

ライブではアルバム収録のセルフカバー曲「誘惑」「いたずらっぽい目」のほか、新曲「スパドゥパランデブー」など合わせて5曲を歌唱した。観客の拍手に合わせて軽快にダンスを踊ったが「昨日は眠れなかったんです」と苦笑いで明かした。

また新曲「すべてにメルシー」では、アコーディオンの弾き語りを披露した。「水戸黄門」卒業を機に旅したヨーロッパで女性演奏者に出会ったことが始めたきっかけといい「夢がかないました」。今後については「歌手に腰を据えてやっていきたい」といい、「海外もいいですね」と夢を広げた。