おっさん同士の純愛を描き18年に一大ムーブメントを巻き起こした、テレビ朝日系ドラマ「おっさんずラブ」の映画化作品「劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」(瑠東東一郎監督、8月23日)に、沢村一樹(51)と志尊淳(24)が出演することが21日、分かった。

田中圭(34)演じるモテない春田創一の後輩・牧凌太役の林遣都(28)は、黒沢武蔵部長役の吉田鋼太郎(60)と春田を奪い合う天空不動産第二営業所の三角関係が、沢村演じる新プロジェクトチームのリーダー狸穴迅(まみあな・じん)と、志尊演じる第二営業所配属の新人・山田正義(ジャスティス)の登場で五角関係となることを受け「ドラマの後にさまざまな事が起きて映画のストーリーにつながっていくのですが、牧はドラマの最後から変化しているんです。その変化のきっかけになるのが、沢村さんが演じる狸穴さんです」と、沢村演じる狸穴が映画のキーマンだと語った。

林は、16年12月31日に放送された単発ドラマには出演せず、18年4月放送の連ドラ版から出演した。今回、当時の自分と同じ立場で映画版から加わった志尊について「僕も連続ドラマから入った時、その前の単発ドラマでみんなのチームワークが出来上がっていて不安もありましたので、志尊くんの気持ちはよく分かりました。でも(田中)圭くんが先頭となってみんなを引っ張ってくれていますし、気持ちの面で通じ合えているように思います」と、良い関係性を築くことが出来ていると胸を張った。

映画版については「スケールアップして、天空不動産の人たちにさまざまなことが降りかかるのですが、届けたいものは変わっていないと思います。人と人との物語や、大切な人たちの存在、愛することの喜びが映画でより強く深く届けられると思っています。楽しみにしていただきたいです」と作品性は変わらないことを強調した。