俳優山崎賢人(24)が28日、東京・新宿バルト9で、主演映画「キングダム」(佐藤信介監督)大ヒット舞台あいさつに、共演の吉沢亮(25)坂口拓(44)と出席した。

紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台にした、大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王(吉沢亮)の物語。

27日までの段階で、動員は100万人、興行収入は14億円を突破した。大ヒットを記念したくす玉を割ると、山崎は「本当に僕にとって特別な作品になりました。たくさんお客さんが入ってくださってうれしい」と笑みを浮かべた。

周囲からの反響も大きかったと明かし「ここまでお世話になった人たちがいて、この大舞台まで連れてきてもらった。撮影中も代表作なればいいなと思っていたし、代表作になったかな」と手応えを語った。

アクション監督としても活動する坂口は、山崎演じる信と敵対する左慈役で出演。山崎と1分間ワンカットで自由に剣を振るう殺陣シーンに挑み「賢人に『ここで刀を止めてね』って言ったのに、止めてくれなかった。本当に(刀を)振ってきて」と山崎の鬼気迫る演技を明かした。

山崎は「本気のスイッチが入ってしまって」と苦笑し、「普通は本気で切りにいかせてもらうこともない。実際に拓さんの頭を狙いにいかせてもらいました」と明かした。メイキングでそのシーンを確認したという坂口は「ぞっとしたもん。ガチで(頭を)狙ってんじゃん!」と、山崎の本気ぶりを恐々と振り返った。