文化放送は、3日、7日午後8時30分から、実業家の池田純氏による特別番組「SportsBusiness池田純(イケダ)Vision」を放送すると発表した。

2011年より株式会社横浜DeNAベイスターズの初代社長を5年間務め、現在は一般社団法人「さいたまスポーツコミッション(SSC)」会長、日本プロサッカーリーグアドバイザーなど、さまざまな肩書を持つ実業家として活躍中の池田純氏がパーソナリティーを担当。東京オリンピック・パラリンピックを前に年々拡大している「スポーツビジネス」と、「スポーツがもたらす地域振興」にスポットを当てた内容という。

番組では、地域密着型のプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」を観客動員数3年連続No.1に再生させた同クラブ社長の島田慎二氏のほか、プロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」社長の高田明氏、さいたま市長の清水勇人氏ら、スポーツビジネスや地域振興に取り組む人物をゲストに招き、その道のプロフェッショナルである池田純氏と語り合いながら、これらの可能性や今後について考えていくという。

このたび行われた収録では、千葉ジェッツふなばし社長の島田氏が、先日発表した同クラブの新本拠地となる収容1万人規模の新たなアリーナ建設構想について、「ホームタウンの船橋で勝負をしたいということで、いくつかの候補地を選定しながら折衝・協議を重ねています。未来にジェッツが発展していくということを考えると、顧客満足の高い会場作りをしない限り成長はないだろうな。100年続くクラブにするための礎を作り上げたい。そのために投資額の大きい箱に挑戦することが必要」とコメント。番組では、新アリーナ建設の目標時期、構想が実現する確度についても言及しているという。

また、電話出演したV・ファーレン長崎社長の高田氏は、2023年に完成予定である同クラブの新スタジアムについて、「スタジアム構想は、息子(高田旭人氏)を中心としたジャパネットホールディングスが引き継いでいますので、僕はタッチしていません」としながら、新スタジアムを含めたタウン構想の投資額が500億円規模に達する予定であることについて言及。「現状の日本で500億のスタジアムを作るというのは一企業としては大変な覚悟だと思うんです。でも、ビジネスにおける覚悟というのは、なにもお金を稼ぐことだけじゃなくて、スポーツというものを通してどれだけ人を幸せにできるかということ。そのコンセプトを社長、社員が持っているということには頭が下がる思いです。絶対に成功させるという意志を全員で共有していると思いますので、信じて応援していくだけだと思っています」と語っているとした。