玉木宏(39)主演のテレビ東京系ドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」(月曜午後10時)の第4話が6日、放送される。

創業者の急逝により倒産の危機に立った町工場を、玉木演じる企業再生家の芝野健夫が立て直していく物語。共演は貫地谷しほり、戸塚純貴、福士誠治、野波麻帆、前原滉、渡辺邦斗、水沢エレナ、平泉成、眞島秀和、真矢ミキ、国村隼ほか。

第4話から、福士演じる久万田五郎が登場する。久万田は7年前までマジテックの創業者、藤村登喜男(平泉)とともにロボットを開発しており、桶本修(国村)ら社員たちは久々の再会を喜ぶ。久万田はアメリカのロボットコンテストで大賞を受賞し、留学。現地で友人が立ち上げたベンチャー企業を手伝っていたが、会社が倒産し帰国したという。「今の自分があるのはすべて藤村のおかげ」と感謝する久万田だったが、一方で時代遅れの町工場の姿を見て、桶本と言い争いになる。

そんな中、芝野と藤村浅子(貫地谷)は、久万田が作った最新ロボットを見せてもらうため、久万田が間借りする大学を訪れる。それは登喜男が設計したロボットハンドを具体化した“ハンドロイド”で、芝野は美しい手の動きに拍手を送る。「藤村が残した発明を進化させ、世界一のロボットを作ることが夢」と語る久万田の思いを聞いた芝野は、やがて久万田をマジテックに迎えたいと思うようになる。

一方、マジテックの買収をもくろむ村尾浩一(眞島)は、ナオミ・トミナガ(真矢)から受取額の半分である5000万円を渡される。同時に当初の条件と違う内容の契約書を提示され、話が違うと反論するのだった。

田辺勇一プロデューサーは「マジテックにアメリカ帰りの謎の男・久万田が現れます! はたして、彼は敵なのか味方なのか…。桶本VS久万田! 交錯する2人の思いがいろいろな人の心を動かします。そして、浅子との“恋”の予感も…!?」と見どころを語る。ドラマに登場する最先端のロボット技術にも注目で、「時代はここまで来たんだと驚きの連続です!」と話している。

また、ナオミ・トミナガと村尾浩一の暗躍ぶりも加速。「順調に見えたマジテックの再生計画にも暗雲が。ここから加速度的に物語は大きく動きだします」とコメントを寄せた。